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【03.03.22】県議会が閉会 くらし優先へ転換を 林議員が予算案に反対討論

3月22日「しんぶん赤旗」

 愛知県議会は20日、本会議を開き、総額2兆3677億円の一般会計予算案などを、日本共産党の反対、自民、公明、民主各党の賛成多数で可決し、閉会しました。

 反対討論冒頭で林県議は、神田真秋知事にたいし、アメリカのブッシュ大統領にイラク攻撃の中止を求め、小泉内閣についてもブッシュ政権追随を改めることを求めるべきと言及。

 予算案について林県議は(1)小泉内閣の政治による厳しい県民生活のもとで、県は「住民の福祉の増進を図る」という自治体本来の役割を果たしていない。財政力は全国2位(2000年度、以下同じ)だが、民生費の比率は29位、人口に対する老人ホーム数の比も45位、児童福祉施設は40位、教員1人当たりの児童・生徒数の多さが小学校で3位など、やるべきことをしていない(2)愛知万博、中部国際空港など、県政運営の重点を、財政を破たんさせ、採算の見通しのない大型公共事業の推進においている(3)過去最高の県債発行(借金)と県債残高など、健全財政化に逆行し、財政破たん、県民犠牲を加速させている――と指摘。予算を、開発優先から暮らし優先へ税金の使い方を切り換えるべきだと強く主張し、介護保険料・利用料の減免・軽減、乳児医療無料化の就学前までの拡大、三十人学級の実施、耐震補修費補助の拡充、青年失業者や新卒未就職者のための「青年雇用促進室」の設置などは急務だと訴えました。

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