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【05.02.13】職場新聞「ワイパー」とトヨタ自動車 
日本共産党トヨタ自動車委員会

2月13日「愛知民報」

 「寒いのにごくろうさん」、工場門前宣伝で「ワイパー」を受けとらない労働者も「気持ちの中では受けとっている」と職場の党員は語っています。労働者の切実な要求に応え、実現し、曇りガラスをスッキリと未来展望を示すトヨタ党委員会の職場新聞は70年代後半に誕生。それ以来今日まで、多くの要求実現など労働者を励ましてきました。

 70年代初の「頸肩腕症候群」を労災と認めさせ、70年代後半、過密労働に休憩時間(ホットタイム)を実現、80年代、始業前ミーティングを業務として認めさせ、さらに90年代に入り、会社が一時金をカットしようとしたとき、連日の宣伝と労組への申し入れなど「カットするな」「年間協定守れ」の運動が職場に広がり、労組も動き、ついに会社側は「カット」を断念。次の日の工場門前宣伝に労働者は手を挙げ「共産党サンキュー」と応えました。最近では「サービス残業根絶」を訴える「ワイパー」は労働者の家族や地域にも影響を与え、サービス残業是正に大きく動きました。労働者、家族の世論と共産党との共同の勝利です。

 職場新聞「ワイパー」の宣伝に対しての反応はさらに具体的に進みます。仕事帰りの労働者が工場の駐車場で、宣伝カーからの訴えを聞いて、宣伝終了後、党委員会のセンターまで追いかけてきて、「駐車場で聞いていた。共産党の訴えに私も全くその通りだと思った」と自分の職場の実態と悩みを語ってくれました。党委員会のセンターに電話をしてくれた労働者は、「門前で監視のためビラを受けとれないが、いつもあなたたちの宣伝に励まされている」と語ってくれ、「気持ちの中でいつもビラを受けとっている」と言われ私あっちも感動したものでした。社宅に住んでいる労働者から「『ワイパー』のバックナンバーが欲しい」と連絡があり、すぐ届けると、対話の中で「いつもわれわれの気持ちを考えてくれている、励まされている」と「しんぶん赤旗」の読者になりました。

 ここ数年トヨタ労組の「変質」に労働者は怒っています。「トヨタは1兆円の純利益3年連続、オレたちの賃上げを3年間ゼロ、フザケルな」「労働組合はオレたちの生活や、汗水流し働いているところに目が向いていない、会社の言いなりになっている」と怒っています。「ベア要求しない労組は、なぜ要求しないのか説明もしてないじゃないか」と怒っています。

 05年春闘も、会社の大モウケと、労組のベア要求もしない態度に怒りの世論が職場で広がっています。私たち職場の党は、今春闘も労働者の「身を削っての働きと生活に心を寄せ、トヨタが『社会的責任を果たす』その第一歩となる結果を出すため、新たな決意でたたかっています。

(トヨタ労働者T・S)

 

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