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【03.12.08】自衛隊よ 戦場に行くのか
名古屋でシンポ 天木前駐レバノン大使が講演 八田参院議員、明珍新聞労連委員長も発言

12月8日「しんぶん赤旗」

自衛隊のイラク派兵を巡って、真剣な討論が続いたシンポ=5日、名古屋市  「自衛隊よ!戦場に行くのか!」をテーマに、自衛隊のイラク派兵問題を考えるシンポジウムが5日、名古屋市中村区の愛知県中小企業センターで開かれました。マスコミ、文化情報産業関係労組、ジャーナリスト団体でつくる実行委員会に主催。イラク戦争反対の公電を打ち、外務省を退職させられた天木直人前駐レバノン大使が講演、同氏と明珍美紀新聞労連委員長、八田ひろ子日本共産党参院議員による討論が行われました。150人が参加し、会場は満員で座れない人も出ました。

 天木氏は講演で、「アメリカの攻撃は国際法違反であり、国連をみんなで育てつつ戦争の抑止力にするというのが日本外交の一つだったので、その見地からずいぶん情報電などを打ってきた。しかし、本国からは日米同盟以外の選択はないという返事だった」と、外務省、日本政府の姿勢を批判しました。

 八田氏は「自衛隊イラク派兵は、日本国民にとっても、イラクの人たちにとっても最悪の選択。米英の無法な侵略戦争と占領支配に、日本が軍事力を持って加担する国際的な犯罪を犯すことになる。テロと暴力の土壌の悪循環に日本国民も陥れ、結局、何の解決にもならず、国際貢献にならない」と指摘。「今必要なのは、一日も早く米英の占領支配をやめ、イラクの主権を取り戻し、国連中心の枠組みで市民のための復興支援をすること」と訴えました。

 明珍氏は、「『護憲』だけでは世論は動かないというが、メディアが動かないからではないか。市民は行動しているが、それをマスメディアが報道しないことも感じてきた。市民と私たちが手を結べば何かこの国が変わるのではないか」と語りました。

 シンポの席上、街頭で百人の市民から意見を聞いた「自衛隊イラク派遣 どう思う?マイクBomb!!」アンケート結果が発表されました。

 実行委が11月29日に名古屋市中区栄の噴水前で行い、百六人から回答があったものです。

 「反対」と答えた人は75人で、「賛成」の15人を圧倒しました。

 反対の理由として、戦争そのものを否定する意見が目立ちました。特に年配の人からは「大反対。戦争で海外に行ったことがある。戦前の日本そっくり」「いまでも戦争みたいな感じ。自分もいやな思いをいっぱいした。学徒動員で勉強できなかった。空襲にもあったし、(戦争は)こりごり」という強い声が出されました。

 反対理由には、安全確保ができない、国内がテロの対象になるが続きました。

 賛成の立場では「国の方針だから」が目立ちました。

 実行委員会では結果について、戦後50年以上を経て平和を愛する心が育っている一方で、「賛成」「反対」「分からない」を問わず、共通して海外派兵そのものへの抵抗感が薄れている傾向もあり、見えてきた問題点、傾向を討議していく必要があるとしています。


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